往復書簡22

光島さんへ

こんにちは。
文章を書くのがずいぶんと苦手になってきて、さぼってしまっていました。
渋谷の展示が終わってしばらく経ってしまいましたが、光島さんはBUGでの展示が直後にあったので忙しかったことだろうと思います。渋谷の展覧会の感想もいろいろと書きたいのですが、まとめようとするとまた時間が経ってしまうので、またの機会にします。ただ、展示にしてもイベントにしても本当にいい機会をもらえたなと、関わってくださったみなさんにとても感謝しています。

さて、光島さんに感想を聞きたかったのが、今年の3月(こちらも、もうだいぶ経ってしまいましたね…)、渋谷の展覧会その後の動きとして、新しく行った「感覚の交換」のイベントについてです。僕の車を光島さんに運転してもらう、というものでした。
以前、光島さん、高内さんとの打ち合わせ時に、光島さんに何かやってみたいと思っていたことがないかと聞いたのに対して、「パラグライダーやバンジージャンプをやってみたい」と言っていて、「さすがに体力的に無理でしょう」などと話していたところ、そういえば、車を運転する夢は時々みるんですよね、と光島さんがふと言ったことがきっかけでした。かなり具体的な夢で、家を出てすぐの大通りを西に向かって走るのですが、歩道の縁石を車の左側で擦りながら走るとのこと。笑ってしまいましたが、それで真っ直ぐ走っているのがわかるんです、と言われてなるほどと納得しました。白杖の代わりになっているのですね。一方で、僕が細い道を運転をする時に、きっちりと幅を確認しなくても、車が通れるかどうかはなんとなくで判断できたりします。慣れによって、車体が身体感覚の一部になっていると言えると思います。それで、僕の感覚を光島さんに体験してもらう回として、僕の車を運転してみましょうか、となったのでした。

それから、警察署に行って法律を確認したり(私有地であれば免許がなくても大丈夫)、場所を貸してくれるところを探したりで、時間はかかりましたが、ありがたいことに理解ある人の協力を得て、南丹市の廃校になった元小学校のグランドにて実現したのでした。

光島さんにはゆっくりですが、車を運転してぐるぐる回ってたり、段ボールにぶつかったみたり、木材を踏んでもらったりしていましたが、どんな感じだったでしょうか?

その運転の後にも、校舎でお茶しながら少し感想は聞きましたが、改めて聞ければと思います。