Between Gardenia and Jasmine
ワルシャワでは戦後の共産主義時代に政府による方針の元、数多くのネオンが作られ、灰色の建物の街路を彩っていたという歴史を持つ。80年代以降、経済の衰退や民主化により古いネオンの大部分は消えていったが、現在でも新しいものを含め多くのネオンを見ることができる。夜のワルシャワを歩き、街にあるネオンを撮影してまわった。撮影したネオンをコラージュのように映像上で再構成し、モノローグのようなテキストが夜の街に点いては消えていく映像を作成。ネオンの持つ都市のノスタルジーと歴史的意味に、作家の個人的体験を重ね合わせようとした。