■アトリエみつしま企画展 今村遼佑×光島貴之〈感覚の果て〉
会場:アトリエみつしま Sawa-Tadori
会期:2023年2月18日(土) − 3月19日(日) 3月22日(水)までに延長しました。( 3月20日(月) も開場 )
開館時間:11:00−18:00
休館日:月曜日
観覧料:300円(小学生以下、障害者手帳をお持ちの方と付添者1名は無料)
主催:アトリエみつしま
助成:Arts Aid KYOTO
協力:一般社団法人HAPS
広報デザイン:笹岡克彦
展覧会テキスト:
今村遼佑は日常のささやかな気づきを手がかりに、事柄を削ぎ落とすなかで抽出されたモチーフを精緻に構成する作品を多く手がけてきました。われわれは今村のインスタレーション作品の中で小さな音に耳を澄まし、光の瞬きを追って目を凝らします。このような体験は鑑賞者の感受性を鋭敏にし、より多くの感覚情報を得ようとする意識が日常を超えるきっかけをつくります。
一方、光島貴之は視覚以外の感覚で日常を捉え、触覚・聴覚などの断片的なエピソードを組み合わせることで出来事を再現する作品を手がけています。鑑賞者は作品の手ざわりや釘を弾く音などの細部に集中しながら光島の感覚を追体験しますが、異なる他者の感覚をなぞるという経験は鑑賞者自身の感覚の解像度を高め、われわれにとって見慣れた日常を再発見する機会をもたらすでしょう。
本展に先駆け、今村と光島は2022年より半年間に渡って定期的にミーティングを行い、お互いが⽇常の中で気になる感覚の交換を試みてきました。ある時は大徳寺の石庭を前にしながら鳥のさえずりを聞き、またある時はそれぞれの記憶の中の感覚について話し合うなど、感覚を主題とした交流を幾度となく重ねています。
両者には晴眼者/視覚障害者という特性の違いがありますが、本展では美術作家としてのスタンスや一個人としての生活の中から生じた感覚の違いにも注目し、そこから⽣まれる新たな表現の可能性を探ります。今村と光島の感覚が絡まり合い、あるいはすれ違う先に行き着く〈感覚の果て〉に思いを馳せつつ、心ゆくまでご観覧いただけますと幸いです。
〈関連企画1〉 トークイベント
日時:2023年2月19日(日) 14:00−16:00
テーマ:「感覚の果て、あるいはその始まりに向けて」
登壇者:今村遼佑、光島貴之
定員:25名(事前申込制)
〈関連企画2〉 対話鑑賞イベント
日時:2023年3月11日(土) 16:00−18:00
内容:視覚に障害のある人と一緒に展示作品を言葉で鑑賞します。
定員:10名(事前申込制)
〈申込方法〉
以下の項目をご入力の上、atelier.mtsm@gmail.com までメールにてお申し込みください。
その他、最寄りのバス停への送迎など必要なサポートがあればお書き添えください。
メール件名:感覚の果て イベント参加申し込み
メール本文:①お名前、②携帯番号、③視覚障害の有無、④参加希望日程とイベント名
■本を作りました。
2018年11月の「そこで、そこでない場所を」と、2020年1月の「いくつかのこと」の京都で行った2つの個展をまとめたカタログを作成しました。
「そこで、そこでない場所を / いくつかのこと」
本文32p+32p
サイズ:182mm x 146mm
テキスト:今村遼佑
写真:前谷開、今村遼佑
デザイン・印刷設計: 芝野健太
印刷:ライブアートブックス
価格:1650円(税込)
言語:日、英バイリンガル
ご購入はこちらから
webshop:https://imamuraryosuke.stores.jp/
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