「沼地の森に降る」

2012

LED、モーター、導線、Arduino

2012 年11 月、龍野アートプロジェクトにて発表。明治初期から昭和の終わりの頃まで使われていた という古い醤油の仕込み蔵を会場にインスタレーションを制作。小さなLEDと自作のハンマーとが空間上のあちこちにそっと設置され、時折光ったり、建物の床や柱を叩いて、コツンという物音をたてる。光と音は別系統で動作しており、それぞれランダムな間隔をあけてランダムな位置のものが動作する。そのタイミングは常に新しく生み出されていく。窓の一部に、風を感知するセンサーを設置し、そこに風が吹いていた場合には短い間隔で作動するようにしてあり、風が吹き渡るかのように連続して光ったり音を立てたりする。

展覧会「龍野アートプロジェクト 刻の記憶 2013」(兵庫)